先日の日経新聞に掲載されていた「親子就活」に関する記事。
「我が子の就活 ほどよく伴走」という見出しで、“我が子の進路に心配する親も多いはずだが、関わり過ぎは禁物”といった内容が掲載されていました。
「我が子の就活 ほどよく伴走」親の心配わかるけど過干渉禁物(日本経済新聞/2016年3月14日)
高校受験、大学受験ならともかく就職活動も親が介入してくるなんて…
というのが率直な感想でした。
また記事では「親子就活『べからず』3カ条」も紹介。
<親子就活「べからず」3カ条>
●子の決断に口はさまない
助言を超えた押しつけはダメ。最後の決断は本人に●手を出し過ぎない
支援範囲に限度あり。「親が企業に電話」は当然NG●甘やかし過ぎない
「ダメなら来年」と安易な先送りは大きなリスクに
口出しはしてしまうのも分かる気はするのですが、企業に電話したり、会社説明会に一緒についていくというのは、やはりやり過ぎなのでは…と感じてしまいます。
学生向けだけでなく、保護者向けの就職セミナーも開催している大学も増えてきているそうで、親も子供と一緒に就活への理解を深めるというのは、家庭内のコミュニケーションを考えても良い取組みなのかもしれません。
僕自身の就職活動を振り返ってみますとー
もう今から10年も前になりますが、親からの過度な干渉は無かったです。
地方出身に多い「公務員になりなさい」や「大企業にしなさい」といった助言(口出し?)もなく、東京での就活にもチャレンジさせてくれて、その後地元企業に就職を決めた際も、僕の決断を尊重してくれました。
ただ、関わりが全くなかったかというとそうではなく、記事にもあるとおり、「社会人としての心構えやビジネスマナーのアドバイス」や「経済面の支援」、「精神的、肉体的疲弊に対するフォロー」については、要所要所でアドバイスや支援をしてくれました。
ネクタイの締め方は父親から教わりましたし、今もその締め方しかできません(笑)
高校受験、大学受験だけでなく、就職活動だって、かわいい我が子の進路選択については、どうしても気になってしまう気持ちはわからないでもないです。
というより、自分の我が子の進路に、口を出さない自信がありません(笑)
こうやって考えてみると、親(自分)自身の過去の経験則からアドバイスや支援をしようとするのではなく、子の置かれた時代や環境の状況を同じ目線で共有し、理解したうえで親としてできることは何かを考えて関わることが大切なのではないでしょうか。
我が家の長男は現在6歳。
順当にいくと就職活動はあと15年後くらいです。
さて、そのとき僕はどんなオヤジになっていて、どんなアドバイスを子供にするのでしょうか。
「オヤジなんて反面教師だ!」なんて言われないように…
ここで記したことを頭の片隅に置きながら、よんな〜よんな〜(ゆっくりゆっくり)子育てしていきましょーかねー(^-^)
ちなみに余談ですが…
僕の働く会社では、新入社員時に両親を会社に招いて、役員部長職の皆さんと交流をする親子懇親会というイベントがあります。
もう十数年以上も前から継続しているイベントですが、初めは参加を躊躇するお父さんお母さんも、実際に参加して役員部長職と交流することで、安心して我が子を預けようという気持ちになると言います。
「親子就活」以上に過保護に感じてしまうところもありますが…、社会に羽ばたく我が子を安心して見送ることができる機会として好評いただいているようです。
コチラの記事もおススメです☆